京口「テーマは圧倒」左対策万全!充実の総仕上げスパー
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ スーパー王者・京口 紘人《12回戦》同級12位タナワット・ナコーン(タイ) ( 2019年6月19日 千葉・幕張メッセイベントホール )
初防衛を目指す王者・京口が7日、タナワット戦に向けて総仕上げのスパーリングを行った。来月プロテストを受験予定の重岡優大(22)を相手に4ラウンド。熊本・開新高で高校4冠を達成し、拓大3年だった昨年の全日本選手権ライトフライ級を制したアマエリートに押し込まれる場面もあったが、強烈な左ボディーを打ち込むなどハイレベルな攻防を披露し「緊張感を持って、いい練習ができました」と充実感をにじませた。
週明けにも2ラウンドのスパーを予定しているが、本格スパーはこの日で終了し、今後は疲労回復と減量にシフトする。先月のフィリピン合宿を含め、スパーは100ラウンド超。タナワットはムエタイ出身の無敗のサウスポーだが、京口は「右(構え)に比べれば、やりにくさはあるけど、大丈夫」と攻略に自信を持っている。
難しいとされる初防衛戦も2階級制覇の京口にとっては経験済み。自信を裏付けるように、練習後には重岡に足を止めた時の対処法をアドバイスするなど余裕を漂わせた。
地元・大阪に後援会が誕生し、来月には発足記念パーティーも開催される予定。その前にベルトを失うわけにはいかない。京口は「今回のテーマは圧倒すること。見ている人が面白いと思うボクシングをしたい」と誓った。
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