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中谷潤人、前日計量一発パス 初の対戦相手変更に戸惑いも「いい経験」

[ 2019年5月31日 14:33 ]

計量を一発でクリアし、笑顔の中谷潤人
Photo By スポニチ

 プロボクシング興行「ダイナミックグローブ」の前日計量が31日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、メーンのスーパーフライ級10回戦に出場する日本フライ級王者・中谷潤人(21=M.T)、対戦相手のフィリップ・ルイス・クエルド(23=フィリピン)ともにリミットより200グラム下回る51.9キロで一発パスした。

 2月に日本タイトルを獲得した中谷は同級3位の中野ウルフ(橋口)初防衛戦を行う予定だったが、相手のケガのため中止に。1階級上のスーパーフライ級でクエルドとの対戦が決まった。対戦相手の変更はプロ19戦目で初めてだが、世界を見据える21歳は「少し戸惑いはあったけど、いい経験だと捉えている」と前向き。「メーンイベンターとして、しっかり仕事をしたい。KOを求められるとは思うけど、中谷潤人のボクシング、技術を見てもらえたら」と意気込んだ。

 4月末から5月上旬の千葉・白子海岸での合宿では初めて砂浜での走り込みを導入。日頃のトレーニングでは、無駄な動きをなくすことを心がけた。「世界が近くなったと思っている。いつ来ても大丈夫な気持ちはある」と中谷。対戦相手は変更になったが、世界挑戦へ向けて重要な試金石になることには変わりない。「相手はいい選手なので気を引き締めて、しっかり勝ちたい」と必勝を誓った。

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2019年5月31日のニュース