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船井龍一 プロデビューから15年、39戦目でたどり着いた初の世界戦へ順調な仕上がり強調

[ 2019年4月23日 16:07 ]

公開練習でマススパーを行う船井龍一
Photo By スポニチ

 来月4日(日本時間5日)に米カリフォルニア州ストックトン でIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(27=フィリピン)に挑戦する同級1位の船井龍一(33=ワタナベ)が23日、東京・五反田の所属ジムで公開練習を行った。

 シャドーで体を温めた後、マススパー3ラウンド、ミット打ち2ラウンドを消化。船井は「コンディションはいつも通り」と順調な仕上がりを強調した。アンカハス対策としてサウスポー相手に約150ラウンドのスパーリングを行っており、減量もリミットの52.1キロまで残り約4キロと順調。「普段の5日前と同じぐらいですね。このままでも大丈夫だけど、念のため出発前には残り3キロぐらいにできれば」と話した。

 “普段通り”に少しの“変化”をプラスするのが船井流だ。今回の減量では基本的な方法は変えていないが、体調を考慮してオメガ3脂肪酸など油分を意図的に摂取。前回は試合直前の控え室で瞑(めい)想する時間を作り、2回TKO勝ちで挑戦権を獲得。「集中できたというか、精神が研ぎ澄まされた感じで落ち着いてできた」と振り返った。「普段はまったく読書をしない」という船井だが、試合前の仕事を休む期間は空き時間を読書にあて、ボクシングに役立ちそうな知識を吸収し、練習や調整に取り入れている。

 プロデビューから15年、39戦目でたどり着いた初の世界戦が米国開催。「世界王者になることと米国で試合をすることは夢だった」と言うだけにモチベーションは高い。船井は「人生で一番大事な日。人生で一番忘れられない日にしたい」と意気込んだ。25日には国内で最後のスパーリングを行い実戦練習を打ち上げ、28日に渡米する。

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2019年4月23日のニュース