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“奈良判定”じゃない!森坂嵐 ライト級3連覇達成、奈良朱雀高出身「絶対に負けられない試合だった」

[ 2018年11月18日 17:44 ]

<全日本ボクシング選手権>ライト級を3連覇した森坂嵐
Photo By スポニチ

 2019年茨城国体のリハーサル大会を兼ねた第88回全日本ボクシング選手権最終日は18日、茨城・城里町の水戸桜ノ牧高常北校で8階級の決勝が行われ、ライト級ではリオデジャネイロ五輪代表の森坂嵐(東京農大)が藤田健児(自衛隊体育学校)を判定3―2で下し、同階級3連覇を達成。バンタム級を制した2015年から4年連続となる優勝を飾った。

 森坂は奈良朱雀高出身。僅差の判定だったが、日本ボクシング連盟が新体制となって最初の全日本選手権を制し「絶対に負けられない試合だった。これまでは優勝しても“奈良判定”とか言われ、悔しい思いもしたので結果を出せてよかった」と笑顔を見せ、「前回までと違う体制で勝てて、これが最初の優勝。一番うれしい」と続けた。

 来春の卒業後も2020年東京五輪出場を目指し、大学に残る。東京五輪では実施される階級が変更される見込みで、森坂は60キロがリミットのライト級から57キロに落とす予定。今大会での優勝は「東京五輪へ大きな一歩になった」といい「今のボクシングでは海外では通用しないので、欠点を克服し、長所を伸ばして海外で通用する選手になりたい」と意気込んでいた。

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2018年11月18日のニュース