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井上尚弥、目標は「優勝しかない」 WBSSイベントから帰国

[ 2018年7月23日 10:33 ]

ロシアから帰国し、成田空港で会見した井上尚弥(左)と大橋会長
Photo By スポニチ

 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメントの組み合わせ決定イベントに出席したWBA王者・井上尚弥(25=大橋)が23日、ロシア・モスクワから成田空港着の日本航空機で帰国した。井上は1回戦で元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)と対戦する。

 成田空港で会見した井上尚は「こういうイベントに初めて出られたことで、よりいっそう気を引き締めて練習に臨める。現地に行って期待も感じたし、自分自身も楽しみになった」と、出場全8選手が一堂に会したイベントに参加した感想を語った。

 対戦カードはシード選手が相手を指名する形で決定。第2シードの井上は、第1シードのWBAスーパー王者バーネット(英国)が自身が希望していたドネア(フィリピン)を指名したことについて「自分の中では意外に感じた」といい、パヤノを指名した理由を「次にキャリア、実力のある選手を指名した」と説明。実際に対面したパヤノについては「オーラがありました」と話し、「これから対策してサウスポーにも慣れていきたい」とした。

 アマチュア時代以来となるトーナメント戦。「懐かしい気持ちもある。次も、次の次の決まっているのでモチベーションは上がりっぱなし。目標は優勝しかない。内容にもこだわって1戦1戦、戦いたい」と意気込んだ。

 試合の日時や会場など詳細について大橋会長は「8月に入ってから」とした。井上は今月30日から熱海での合宿を行う予定で、今秋の開幕に向けて本格的なトレーニングを開始する。

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2018年7月23日のニュース