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ゴロフキンVSカネロの再戦交渉決裂、ファイトマネー割合で折り合わず

[ 2018年6月7日 00:17 ]

 ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と元WBC同級王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)の再戦交渉が決裂した。カネロのプロモーター、オスカー・デラホーヤ氏が明らかにしたと米スポーツ専門局ESPNが5日、報じた。

 昨年9月の対戦で引き分けた両者は5月5日に再戦を予定していたが、カネロが2月に禁止薬物に陽性反応を示して試合を辞退し、6カ月の出場停止処分を受けた。カネロは処分解除後の9月15日に復帰戦を計画し、ゴロフキンとの再戦を目指していたものの、ゴロフキンは5月の試合中止で損害を被ったとして、両者のファイトマネーの割合を従来のゴロフキン35%―カネロ65%から50―50に増やすよう要求。デラホーヤ氏は「それはありえない」と交渉打ち切りと、元WBA同級王者ダニエル・ジェイコブス(米国)との交渉を宣言した。ジェイコブスのエディー・ハーン・プロモーターも「非常に興味がある」と対戦実現へ前向きなコメントを残した。

 WBAミドル級正規王者・村田諒太(帝拳)は9月か10月に米国で2度目の防衛戦を予定しているが、ゴロフキン―カネロの再戦交渉次第で状況が変わるため、交渉が進んでいなかった。今後の進展が注目される。

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2018年6月6日のニュース