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亀田興毅 ボクシング界の坂本龍馬になる!「時代が変われば、変わらなくちゃ」

[ 2018年5月2日 16:20 ]

ミット打ちを行う亀田興毅(左)
Photo By スポニチ

 1試合限定で現役復帰し、5日に東京・後楽園ホールで“引退試合”を行うボクシングの元3階級制覇王者・亀田興毅(31)が2日、都内の協栄ジムで練習を公開。「ボクシング界の坂本龍馬になる」と“亀田節”を炸裂させた。

 興毅がラストマッチの相手に指名したのは、2010年3月に王座統一戦で対戦し、プロ23戦目にして初黒星を喫した元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム氏(40=タイ)。しかし、日本ボクシングコミッション(JBC)は「37歳以上の申請期限は最終試合から3年以内」のルールを満たさないとしてポンサクレック氏のライセンス再申請を却下。この日までに試合は「非公式戦」になることが決まった。

 それでも興毅のモチベーションが低下することはない。「すっきり、いい形でやりたかったという思いはあるけど、リングに上がれば同じ。1対1の戦い。何としてもKOで勝つ」と豪語。「完全決着をつける。完全KOで10カウントを聞いてボクサー亀田興毅に幕を下ろす」と続けた。

 前回のポンサクレック戦を「亀田家の運命を変えた一戦」と表現した興毅だが、再びリングに上がる理由の一つには「ボクシング界を盛り上げたい」という思いもある。自分を育ててくれたボクシングへの恩返し。興毅は「先人たちには尊敬できる人がたくさんいる。でも、これからの時代は自分たちがつくっていかなくちゃいけない。時代が変われば、変わらなくちゃいけないのもある。ボクシング界の坂本龍馬になれたらっていう気持ちでやっている」と話した。

 かつては“亀田式”とも言うべき原始的な手法で鍛え上げたが、今回は3カ月半という短い期間での調整のため、科学的なトレーニングも導入。公式試合でなくても、減量を含め体はきっちり仕上げてきた。「最後だけど、新しい亀田興毅をみせたい。見ている人を興奮させたい」と鼻息は荒かった。

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2018年5月2日のニュース