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【新日本】今年のNJC決勝は棚橋VSザック!21日に頂点決まる

[ 2018年3月20日 23:04 ]

新日本プロレス・NEW JAPAN CUP決勝   棚橋弘至―ザック・セイバーJr ( 2018年3月21日    新潟・アオーレ長岡 )

10年ぶり3度目のNJC制覇へ王手をかけた棚橋弘至
Photo By スポニチ

 新日本プロレスの“春の祭典”「NEW JAPAN CUP(NJC)」が、21日トーナメント決勝を迎える。今年の「NEW JAPAN CUP」は16選手が出場。その中で決勝へ勝ち進んだのは、棚橋弘至(41)とザック・セイバーJr(30)である。

 棚橋は、今年1月末に鈴木みのる(49)に敗れてIWGPインターコンチネンタル王者から陥落。それに加えて鈴木との試合で右ヒザを負傷して、シリーズ欠場を余儀なくされた。怪我の状態からも長期欠場の可能性もあったが、一か月半でリングに戻ってきた。1回戦は、ヘビー級に転向したタイチ(37)と激突。タイチのダーティファイトに追い込まれる場面もあったが、最後はヘビー級での底力の差で勝利を手にした。2回戦は、バレットクラブのバッドラック・ファレ(36)と対戦。怪物的な体をしているファレから技ありなリングアウト勝ちを収めた。準決勝は、シングル初対戦となったジュース・ロビンソン(28)。ジュースの成長と勢いを全て受け止めた上で最後は必殺のハイフライフローで10年ぶり3度目のNJC制覇へ王手をかけた。

 ジュース戦を終えたリング上で「もう1度、新日本プロレスの頂点に立ちたい!!いや、、、絶対に立つ!!!」とファンに宣言した。それだけ棚橋は、このトーナメントでの完全復帰を狙っている。NJC優勝者には、IWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル、NEVER無差別級のいずれかに挑戦できる権利が与えられる。棚橋がIWGPインターコンチネンタル挑戦となれば、王者鈴木へのリベンジ戦となる。因縁の相手とのリベンジ戦は、当然戦わないといけないことになるだろう。そしてIWGPヘビー級挑戦となれば、王者オカダ・カズチカ(30)の防衛V11を止めにいくことになる。棚橋自身が記録を持つIWGPヘビー級連続防衛記録を11回に並ばせないためにもIWGPヘビー級に挑戦して、ベルトを獲りたい所である。どのタイトルに挑戦するかについて「優勝してから決める」と話している。本隊のエースである棚橋が完全復活からタイトル奪取するためにも優勝を狙う。

 対してザックは、今回NJCには初参戦であり、ダークホースとして注目されていた。1回戦から優勝候補の一人であった内藤哲也(35)を得意のサブミッションで大番狂わせをやってみせた。2回戦でも飯伏幸太(35)を得意のサブミッションで動きを止めて、最後はレフェリーストップで勝利。準決勝では、SANADA(29)と対戦。SANADAのテクニックとザックのサブミッション対決となり、スリリングな攻防の中で勝利を掴み、初の決勝進出となった。「棚橋はレジェンドだ。だが、レジェンドは死ぬことになっている。前は終わっている。『「NEW JAPAN CUP』は俺の物だ」決勝に向けてコメントしている。続けて「IWGPヘビー級のベルトも俺の物だ」と優勝後のビジョンを明確にしている。

 この両者は、昨年シングルマッチで2度対戦。対戦成績は1勝1敗と五分である。今回が決着と言っても過言ではない。春の祭典を制する一戦に大きな注目が集まる。

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2018年3月20日のニュース