山中“完璧”前日計量、挑戦者は全裸でヒヤリも「ノー、ネリ!」

[ 2018年3月18日 05:30 ]

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・山中竜也≪12回戦≫同級4位モイセス・カジェロス ( 2018年3月18日    神戸ポートピアホテル )

トランクスを脱いで正式計量にパスしたカジェロス
Photo By スポニチ

 前日計量が17日に神戸市内で行われ、王者・山中竜也(22=真正)、挑戦者モイセス・カジェロス(28=メキシコ)ともにリミットいっぱいの47・6キロで一発パスした。カジェロスは正式計量の前に行われた非公式の測定で、リミットより400グラムオーバーしたものの、全裸で臨んだ1時間後の本番でリミットまで落とし、“ネリの二の舞い”を避けた。

 不穏な空気が流れた。正式計量の1時間前。非公式の測定で、山中の相手のカジェロスは、ミニマム級のリミット47・6キロを400グラムオーバーした。

 1日のWBC世界バンタム級タイトルマッチでは、山中慎介と対戦したネリが大幅な体重超過。16日の調印式ではWBOの安河内剛スーパーバイザーが「ひびが入ったメキシコとの友好関係を再構築したい」と語ったばかりだった。

 いくらネリと同じメキシカンとはいえ、せっかく巡ってきた世界戦のチャンスを挑戦者がフイにすることは考えにくかったが、大問題の直後だけに「またか?」という疑心暗鬼が会場に充満した。1時間後の正式計量で、挑戦者はトランクスを最初から脱いで全裸で体重計へ。制限いっぱいで一発クリアした。

 「ネリと僕は全然違うから」。14日の公開練習でも減量具合を聞かれ「ノー、ネリ」と答えていたように、悪名高きボクサーと一緒にしないでほしいと再び訴えた。

 一連の騒動を伝え聞いていた山中は、王者らしく冷静沈着だった。「オーバーは聞いていましたけど、1時間前なので心配していませんでした」。“山中慎の二の舞い”を避けられ、余計なことを考えなくて済むのは好材料。計量はリミットいっぱいでクリアし「完璧です」と胸を張った。

 相手の変則リズムを序盤につかむことが初防衛戦の鍵。計算通りだった減量のように、プラン通りに手のひらの上で相手を踊らせる。

続きを表示

この記事のフォト

「ボクシング」特集記事

「村田諒太」特集記事

2018年3月18日のニュース