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山中竜也 TKO勝ちで初防衛に成功 WBO世界ミニマム級

[ 2018年3月18日 20:08 ]

モイセス・カジェロス(右)と対戦する山中竜也
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦は18日、神戸市の神戸ポートピアホテルで行われ、王者・山中竜也(22=真正)は挑戦者の同級4位モイセス・カジェロス(28=メキシコ)に8回終了TKO勝ちして初防衛に成功した。山中は16勝(5KO)2敗、カジェロスは28勝(16KO)8敗1分け。

 立ち上がりは山中がジャブを突いて距離をつくり、カジェロスが前進してフック、ボディーを振るう展開。山中は一瞬の踏み込みでボディーを的確に叩くなど、まずまずのスタートとなった。2回に入るとパンチの交換が多くなったが、山中は大きく振ってくる相手に対し巧みに体を入れ替えてポジションを変え、アッパーを再三ヒット。左のジャブもさえて早くも相手に鼻血を出させた。3、4回はボディー狙いでガムシャラに前進してくるカジェロスに先に手を出し、上下に打ち分けてポイントを取る冷静な試合運びが光った。

 5回には強い左ボディーが再三ヒットし、カジェロスの動きが止まる場面も。その後も左ジャブでけん制しながらポジションを変え、左ボディー、右フック、右ストレートと面白いように当てていった。8回にはワンツーで攻めてからロープに追い詰め、ラッシュをかけてボコボコに。ラウンド終了後、相手陣営が棄権を申し出てTKO勝ちを収めた。

 カジェロスは昨年2月、WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦で福原辰弥(本田フィットネス)に1―2で判定負け。山中は同8月、暫定王者から正規王者に昇格した福原に判定勝ちして王者となっていた。

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2018年3月18日のニュース