井岡に難敵トレーナー 勇利に唯一勝利、王者2人育成チャッチャイ氏
WBA世界フライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔《12回戦》同級2位ノクノイ・シットプラサート ( 2017年4月23日 エディオンアリーナ大阪 )
挑戦者が最強トレーナーを連れてきた。井岡一翔(28=井岡)との世界戦を前にノクノイ・シットプラサート(30=タイ)が18日、大阪市内でスパーを公開した。
パートナーを務めたのは元世界王者のチャッチャイ氏(47)。2カ月前から指導しセコンドにも入る。チャッチャイ氏は「井岡は凄くうまいボクサーだが、勝利を信じている。鍵はタイミング」と秘策をチラつかせた。
同氏は1997年に札幌で、旧ソ連出身で当時23戦全勝のWBC世界フライ級王者、勇利アルバチャコフに挑戦し判定でベルトを奪取。10度目の防衛戦で生涯唯一の黒星をつけ勇利を引退に追いやった。トレーナーとしての実績も抜群。現WBA世界ミニマム級王者のノックアウトら世界王者2人を育てている。名将の指導を受けるノクノイも「状態は100%以上。KOで勝つから判定はない」と自信。井岡陣営にとっては油断できない相手となりそうだ。
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