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5・19江畑VS塙を発表WBO女子世界ミニフライ級王座決定戦

[ 2017年4月19日 16:53 ]

WBO女子世界ミニフライ級王座決定戦で対戦する江畑佳代子(左)と塙英理加
Photo By スポニチ

 ボクシングのワタナベジムは19日に都内で会見を開き、5月19日に東京・後楽園ホールで行われるWBO女子世界ミニフライ級王座決定戦で江畑佳代子(41=ワタナベ)と塙英理加(26=UNITED)が対戦すると発表した。前王者の池原シーサー久美子(32)が引退して返上した王座を争うもので、16戦9勝(6KO)7敗の江畑は通算6度目、7戦全勝(2KO)の塙は初の世界挑戦となる。

 元東洋太平洋女子フライ級王者で、日本ボクシングコミッション(JBC)が女子を公認した2008年に最初の世界戦を行った江畑は昨年9月、池原に1―2で判定負けして5度目の世界挑戦に失敗。その後は競技生活で初めて1カ月、ジムに顔を出さなかったという。「もう引退かなと思っていた」ところ、女子練習会での指導やスパーリング大会で解説役を務めているうちに「説得力ある立場が欲しい。それは世界王者かな」と、現役続行への意欲をかきたてられたという。「本当に最後の挑戦ということで世界戦を組んでもらった。“ラスト詐欺”みたいになってますが、これが最後と思って、意地と周年で勝ちにいきたい」と抱負を述べた。

 一方の塙は長崎大在学中にボクシングを開始。地元・愛媛に戻ってからもジム通いを続けていたが、キックボクシングをしている夫と結婚して上京した際に「東京だったら試合に出る機会がある」とプロデビューに踏み切り、2年足らずで世界挑戦のチャンスをつかんだ。江畑にはワタナベジムへ出稽古した時にダッキングなど細かい技術アドバイスを受けたと明かし、「胸を借りるつもりでいきたい。凄いテクニシャンで足が速く、パンチを当てるのが難しくなると思う。前へ攻めていくことを一番に思って練習しています」と話した。

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2017年4月19日のニュース