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麻生 前日計量パス「今度こそ」、松山もクリア 日本Sライト級王座決定戦

[ 2017年2月8日 15:14 ]

日本スーパーライト級王座決定戦で対戦する麻生興一(左)と松山和樹
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーライト級王座決定10回戦(9日、東京・後楽園ホール)の前日計量が8日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位の麻生興一(30=三迫)はリミットを100グラム下回る63・4キロ、同級2位の松山和樹(30=FLARE山上)はリミットの63・5キロでともに一発パスした。

 麻生は3度目の日本タイトル挑戦。過去2回は前王者・岡田博喜(27=角海老宝石)に敗れており「今度こそです。毎回気持ちは一緒だけど」と静かに意気込みを口にした。相手の松山については「いいボクシングをする印象がある。気をつけないといけないところがいっぱいあるので、集中して試合を運んでいきたい」と警戒を強めた。自身は接近戦が持ち味だけに、ポイントは松山との距離感。「(相手は)距離が長いので、やっぱり近場で勝負したい。詰めて、自分の土俵でペースをつかめる試合運びをしたい」と話した。

 一方、松山はタイトル初挑戦。「自分の中でちょうどいいタイミング。日本ランキングに入って2年ぐらいになるので。ようやく練習してきたことが身についてきたのかな」と闘志を燃やした。実は麻生のようなファイタータイプが苦手だそうで、「苦手ですけど、対策は練習してきた」という。麻生はスタミナを武器に終始プレッシャーをかけてくるだけに「距離を取れればいいけど、獲らせてくれないと思う。くっつくのと、離れるのと両方の戦い方をやってきた」と明かし、「内容より勝ちにこだわる。とにかく勝つこと」と言い切った。

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2017年2月8日のニュース