×

内山 37歳の誕生日にコラレス戦へのスパ開始「きれいな顔して勝たなくてもいい」

[ 2016年11月10日 18:21 ]

練習後に37歳のバースデーケーキを贈られた内山は笑顔

 ボクシングの前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)が37歳の誕生日を迎えた10日、東京都品川区のワタナベジムで大みそかの同級スーパー王者ジェスレル・コラレス(パナマ)戦(東京・大田区総合体育館)へ向けたスパーリングを開始した。この日は6ラウンド行い、強烈なパンチで同僚の日本ライト級王者・荒川仁人の左頬が赤くなったほど。「フィジカルトレの疲れがある中ではよかった」と振り返り、「(荒川は)誕生日にスパーをやってくれたんで、少しだけお返しをした」とジョークを口にして笑いを誘った。

 かつては少し夜更かしをしても一晩眠れば回復したというが、さすがに「疲れがたまりやすくなった」そうで、ケガを防ぐために「休みはしっかり疲れを取って思い切り動く」ことを心がけている。コラレスには4月に2回KO負けして王座を奪われたが「上体が高すぎて相手のパンチをもらった」と反省した上で、再戦については「ある程度打たれることも想定している。踏み込みとスピードがあるので全く打たせずに勝つのは難しい」とイメージ。「打たれると思っていれば覚悟はできる。打たれて、相手のパンチを見て、しっかり返すことを考えている。きれいな顔をして勝たなくてもいい」と語った。前回は相手にパンチを当てる前に倒されただけに「当たったらどうなるか分からない。相手の反応が楽しみ。ぶっ倒されたんで、ぶっ倒したいですね」と不敵に話した。

 ここ数年、誕生日は男友達と軽く食事をして祝ってもらい、大みそかへパワーをもらうのが常だった。今年は前日9日になって何も予定がないことに気づき、「漢気(おとこぎ)会」と名付けた親しいグループのメンバーに連絡して祝ってもらうことになったという。「ここまで元気にボクシングをやってこられた。親に感謝して、また頑張っていきたい。仕事がボクシングなので、いい結果が出せる年にしたい」と誓った。

続きを表示

2016年11月10日のニュース