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田口 27日、V3戦へ練習公開「順調に来た」仕上がりに自信

[ 2016年4月21日 17:18 ]

3度目の防衛戦へスパーリングを公開した田口

 プロボクシング・トリプル世界戦(27日、東京・大田区総合体育館)のWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦で3度目の防衛を目指す王者・田口良一(29=ワタナベ)が21日、東京都品川区のワタナベジムで練習を公開した。20日までに計約120ラウンドのスパーリングを消化しており、この日は軽いメニュー。挑戦者ファン・ランダエタ(37=ベネズエラ)を想定したサウスポーのジムの後輩相手に2ラウンドのマスボクシングとミット打ちを披露した。

 昨年大みそかのV2戦は試合の1カ月前に発熱して約3週間も練習できず、試合序盤はペースをつかめず苦戦した(9回終了TKO勝ち)。今回は寝る時に濡れマスクを着け、自室に除菌製品を置き、インフルエンザ予防効果があるというヨーグルト飲料をコンビニでまとめ買いして一日に2本飲むなど予防を徹底。「風邪は3回引きそうになったけど、徹底して取り組んだ結果、順調に来た」と仕上がりに自信を示した。

 かつて亀田興毅(亀田)と2度対戦し、疑惑の判定を含む2戦2敗のランダエタとは昨夏に2ラウンドのスパーを体験している。「うまさはあったが、あまり手の内を出さない感じで、今回は全く違うと想定している。打ち合いにはけっこう来ると思うので、応じる形で臨みたい」と分析し、「理想はKO。相手モタフで打たれ強いので思い通りにいかないと思うけど、そういう時に冷静さを保って試合を進めていければ」と過去36戦でKO負けがないベテラン打倒を誓った。

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2016年4月21日のニュース