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小原、王者・トロヤノフスキと対戦へ きょう前哨戦「嫌でも意識する」

[ 2016年4月13日 15:33 ]

世界前哨戦に臨む小原(右)と対戦相手のペッダム

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位・小原佳太(29=三迫)がきょう14日、東京・後楽園ホールで世界前哨戦に臨む。IBF同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキ(ロシア)への指名挑戦権を持っており、夏頃にも世界初挑戦が確実。13日に日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた前日計量は契約体重の65・0キロでパスし、対戦相手のペッダム・トーパランイーシップサーム(タイ)は64・8キロだった。

 
 小原は「この試合が今までと違うのは、次で世界がほぼ確約されていること。嫌でも意識する。試合形式でできる最後の実戦練習なので、この機会を大切にして次へ向かいたい」と話した。昨年11月の指名挑戦者決定戦(米マイアミ)は不可解な引き分け判定だったものの、IBFは今年になって小原を指名挑戦者に認定。トロヤノフスキが今月8日に初防衛に成功したため、次戦での対戦がほぼ確実となった。
 
 トロヤノフスキが前王者セサール・クエンカ(アルゼンチン)に7回TKO勝ちした試合をモスクワで視察した三迫ジムの三迫貴志会長は「“次は小原”と言われたし、IBFからも文書で“交渉を開始しろ”と通達された」と明かし、王者を「ジャブが良くてクエンカが何もできなかった。強くなっている」と警戒。14日の試合終了後に交渉を開始するが、「(日本とロシアの)どちらでやるにしろ夏頃になる」と見通しを口にした。

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2016年4月13日のニュース