ＵＦＣ元王者ジョーンズ、執行猶予期間中に逮捕　計５つの交通違反

　総合格闘技、ＵＦＣの元ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ（２８＝米国）が２９日、公道での違法なドラッグレース（制止した車を急加速させてゴールまでの速さを争うレース）に参加した疑いで逮捕された。米国のＦＯＸスポーツはドラックレース以外にも、元王者が４つの交通違反切符を切られたと報じている。

　米国のニューメキシコ州アルバカーキで身柄を拘束されているとのことで、ゴシップサイトのＴＭＺには逮捕前のジョーンズが強い口調で容疑を否定している動画が掲載されている。元王者は１月にも無免許運転で裁判所から社会奉仕活動を命ぜられ、さらに、昨年４月には当て逃げ事故を起こして、９月に１８カ月の執行猶予判決が言い渡された。

　現在は執行猶予期間中の身であるが、４月２３日（日本時間２４日）に開催されるＵＦＣ１９７でダニエル・コーミエ（３７＝米国）と対戦予定。今回の容疑がどの程度、この試合に影響を与えるかは現時点で不明だが、ＵＦＣは「ジョーンズの弁護士と連絡を取っている。今は情報を集めている段階で、これ以上のコメントはできない」と声明を出している。