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寿以輝ホロ苦4連勝 B級昇格も不満判定「負けたと思った」

[ 2016年3月28日 05:30 ]

4R、身長差に苦しみながらも三瓶(右)に左をヒットさせる辰吉

 ほろ苦いC級卒業だ。プロボクシングの辰吉寿以輝(19=大阪帝拳)が56・5キロ契約4回戦で三瓶一樹(24=ワタナベ)に2―1で判定勝ちした。

 デビュー4連勝で6回戦に出場可能なB級昇格を決めたものの、ジャッジの判定が全て1点差という際どい内容に表情は曇ったまま。「負けたと思った。悔しい。もっと突っ込んでいけばよかった」。

 自分より10センチも高い1メートル78の長身相手に大苦戦。相手のジャブをかいくぐり、懐に飛び込んでも連打につながらない。最終4回にラッシュをかけて辛くもジャッジの支持をつなぎとめた。

 リングサイドで見守った元WBC世界バンタム級王者の父・丈一郎(45)は「“勝って当たり前”とか気を抜いたところがあったんやと思う。伸びる時期の10代に一生懸命やらんでどうする」と奮起を促した。

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2016年3月28日のニュース