西田、雪辱ＫＯ勝ちで初タイトル獲得！「驚きです」

　ボクシングの東洋太平洋・ミドル級タイトルマッチ１２回戦は１１日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の日本同級１位・西田光（２８＝川崎新田）が王者・柴田明雄（３４＝ワタナベ）に３回１分２８秒ＫＯ勝ちし、新２冠王者となった。試合は日本王者と指名挑戦者が対戦するシリーズ「チャンピオンカーニバル」の開幕戦。柴田は東洋太平洋６度目、日本５度目の王座防衛に失敗した。

　２人は１４年７月に柴田が判定勝ちして以来１年８カ月ぶりの再戦。試合開始から前進してプレッシャーをかけた西田は２回、左フックでダウンを奪うと、さらに連打から右フックで２度目のダウン。この回は仕留め損なったものの、３回にボディーから左フックで３度目のダウンを奪い、柴田にテンカウントを聞かせた。雪辱で初タイトルを獲得した西田は「驚きです。中盤まで苦しむものと思っていた」と話した。