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山中 V10も反省“神の左”鍛え直す「悪いところは分ってる」

[ 2016年3月6日 05:30 ]

両手で防衛回数の「10」をつくる山中

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)が、“神の左”を鍛え直す。

 4日のソリス(ベネズエラ)戦でダウンの応酬の末に判定勝ちし、国内歴代3位タイとなる10度目の防衛に成功したが、担当する大和心トレーナーは「リゴンドーやドネアだったら2度目のダウンで終わっている。超一流とやったら勝てない」と厳しい評価。「左ストレートが落ちている。昔はアイスピックのように1点を貫いていたのが、今は大砲のよう」と分析し、今後へ向けて「変なパンチを覚えるより、左ストレートを突き詰めていった方がいい」と最大の武器を再び磨く方針を示した。

 山中は一夜明けて京都市内で会見。「悪いところは分かっているので、練習再開からしっかりテーマを決めてやっていきたい」と話し、今後については「(他団体王者との)統一戦を組んでほしい。アウェーでもいい。それぐらい強い思いはある」と決意を示した。

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2016年3月6日のニュース