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真正ジム会長が自立援助ホーム開設「息子と思って向き合う」

[ 2015年10月6日 17:00 ]

自立援助ホームの開設パーティーで、あいさつするボクシングの山下正人・真正ジム会長

 ボクシングの真正ジム(神戸市)の山下正人会長(53)は6日、家庭で適切な養育を受けられない子どもたちの自立を援助するホーム「歩」を兵庫県伊丹市で8月に開設したと発表した。同県内で民間が自立援助ホームを運営するのは初めてで、同会長は「ほんまの自分の息子やと思って向き合っていきたい」と決意を述べた。

 ホームは義務教育を終えた20歳未満を対象とし、働きながら共同生活し、社会を生き抜く土台づくりをする。「歩」では男子を受け入れ、既に16歳の少年が生活している。以前兵庫県警に勤務した同会長は、10年ほど前から構想を描いていたといい「一人でも素晴らしい社会人が育つように頑張っていきたい」と話した。

 真正ジムには元世界2階級王者の長谷川穂積選手が所属している。開設パーティーに出席した伊丹市の行沢睦雄副市長は「一流のボクサーを育てたノウハウを生かしてほしい」と期待した。

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2015年10月6日のニュース