八重樫　再起２戦目へ万全「夏バテもなく練習できた」

計量を終え、バナナを食べる八重樫

　２０日に後楽園ホールで行われるボクシングのフライ級ノンタイトル１０回戦に臨む元世界２階級王者・八重樫東（３２＝大橋）が前日計量をリミットより１００グラム軽い５０・７キロでパスした。昨年の世界戦２連敗からの再起２戦目。インドネシア人のサイド・サイド戦へ「しっかり組み立てた自分のボクシングをしたい」と意気込んだ。

　５月の再起初戦はスーパーフライ級でＴＫＯ勝ちしたが、今回は１階級落とした。意図については「年も年だし、負けも込んでいるので、どこでも誰とでもやる気持ち」と説明。スーパーフライ級、フライ級、ライトフライ級の３階級をにらんで世界王座奪還を目指している。
　
　今回からサプリメントの専門家に意見を聞きながら減量対策を練っており、「できる限り苦しまずにしたいからね。夏バテもなく練習できた」と手応えを得ていた。