穂積５・９復帰戦　“弟分”粟生に「試合見に来て」

ウォーミングアップする長谷川穂積

フェザー級ノンタイトル戦 長谷川穂積―オラシオ・ガルシア

（5月9日 神戸市立中央体育館）
　元世界２階級王者の長谷川穂積（３４＝真正）が神戸市内のジムで５月９日の復帰戦に向け、本格スパーリングに突入した。

　フィリピン選手と４ラウンド。無敗の強打者オラシオ・ガルシア（２４＝メキシコ）への対策は守備も重要で「しっかり自分の距離で戦うため、感覚をつかむのが大事」と狙いを説明。ただ、ヒットされると闘志に火が付きリング中央で激しく打ち合う場面もあった。先月９日から計５３回消化。最終的に１２０回を予定しており「今できることを精いっぱいやっていく」と誓った。

　キャンプなどで一緒に汗を流した粟生隆寛（帝拳）は来月１日に米国ラスベガスで３階級制覇に挑む。「（粟生は）ストイックに頑張ってる。ベルトを獲って（自分が復帰する）試合を見に来てほしい」と“弟分”にベルト奪取を命じ、自らの発奮材料とする。