東大卒公認会計士ボクサー、柏野　鮮やか２回ＫＯデビュー

ライトフライ級４回戦２Ｒ、柏野（左）はペットサーイファームと激しく打ち合う

４回戦 柏野晃平　ＫＯ２回１分４７秒　ペットサーイファー・ルークメーラムプーイジム（タイ）

（9月17日 後楽園ホール）
　東大卒の公認会計士ボクサー柏野晃平（２６）がタイ人選手を２回ＫＯで下す華々しいデビューを飾った。

　２回に連打で最初のダウンを奪うと、さらに得意の左ストレートのカウンターで２度目のダウン。１３勝９敗１分けの実績を持つ相手をあっさり退け「うれしいです。冷静に戦えました」と傷一つない笑顔を見せた。

　東京・攻玉社高まで続けた剣道では三段の腕前。東大入学後にボクシングを始め、アマでは国体などに出場した。在学中に公認会計士の資格を取得。現在は税理士法人「ＴＡＸＧＹＭ」に勤務する。３年のブランクを経て、７月末にプロテストに合格。夢は日本王者。当面は来年の新人王トーナメントが目標だ。仕事との両立は大変だが「自分自身との闘い。チャレンジしていきたい」と意欲満々だった。