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山中 歴代2位タイの5連続KO防衛「意識します」

[ 2014年4月23日 05:30 ]

計量をパスし、ガッツポーズする山中

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・山中慎介VS同級3位シュテファーヌ・ジャモエ

(4月23日 大阪城ホール)
 山中はKOへの執着心を見せた。「KOは意識します。自分の強さをアピールしたい」。今回もKOで勝てば、日本人世界王者歴代2位タイの5連続KO防衛となる。これまで同様にあえてKOを口にして、自分自身へプレッシャーをかけた。

 強気の言葉を吐けるのも、仕上がりに自信があるからだ。胸囲が4センチ増すなど体は大きくなり、減量は以前より多い約6キロとなったが、絶食することなく、スムーズに成功。計量後に水を飲むと、すぐに汗が噴き出て「元気になった」と体の代謝も良好だ。帝拳ジムの浜田剛史代表も「疲れも抜けている。調整がうまくなった」と太鼓判を押した。

 約3500人の大応援団を結成した地元滋賀の後援会はバス24台、応援用うちわ4000枚も用意した。山中は今回のトランクスやシューズなどを「会場で映える色」のオレンジと白で統一。「神の左」と呼ばれる左の強打に橙(とう)魂を注入した。「体調も万全。試合が楽しみです」。大観衆を沸かせるKO勝利の準備は十分整った。

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2014年4月23日のニュース