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長谷川 7回TKO負け 1111日ぶり世界戦も3階級制覇ならず

[ 2014年4月23日 19:27 ]

6回、マルティネス(右)の右ストレートをもらう長谷川

プロボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 王者キコ・マルティネス―同級13位・長谷川穂積

(4月23日 大阪城ホール)
 プロボクシングのダブル世界戦が23日、大阪城ホールで行われ、IBFスーパーバンタム級タイトルマッチは挑戦者で同級13位の長谷川穂積(33=真正)が王者キコ・マルティネス(28=メキシコ)に7回1分20秒、TKOで敗れた。日本選手で亀田興毅(亀田)以来2人目の世界3階級制覇を果たせなかった。

 試合は序盤から打ち合いになった。2回、長谷川はロープを背負った状態で王者マルティネスの右フックを顔面に受け、ダウンを喫した。まだ残り時間は2分近くあったが、何とかこの回を持ちこたえた。

 4回には偶然のバッティングで左目上をカットし流血。その後も王者の強打に苦しみながら左カウンターやボディーで反撃したが、7回に左カウンターでこの試合2度目のダウン。直後にも連打を浴びてダウンするとレフェリーが試合を止めた。

 11年4月8日にWBC世界フェザー級王座の初防衛戦でゴンザレス(メキシコ)に4回TKOで敗れての王座陥落から1111日ぶりの世界戦。

 バンタム級、フェザー級に続く3階級制覇はならなかった。

 ▼キコ・マルティネスの話 長谷川は打たれ強く、非常にタフな選手だった。近距離で闘えば、私のパワーが勝ると思っていた。

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