興毅　新ジムで鍛え直す！来年１月、三軒茶屋にオープン

ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ ○亀田興毅　判定　孫正五●

（11月19日 韓国・済州島）
　薄氷の勝利だった興毅は新たな拠点から巻き返しを期す。亀田ジムが来年１月に東京都世田谷区にオープンする新ジムの全容が明らかになった。

　従来の亀田ジムは葛飾区内の民家を改築したもので、３兄弟だけが練習する私的な道場だったが、今度は練習生のほかにキッズや女性のフィットネス会員も受け入れる総合型のボクシングジムだ。総床面積は約１９０坪（約６３０平方メートル）、内装や器具など総工費５０００万円（推定）。世田谷区内の５階建てビルの１、２階で、既に内装工事にも着手した。１階はリングやサンドバッグなどが並ぶ練習スペース。２階はスタジオやトレーニング器具が設置される。５００人の会員獲得が当面の目標だ。

　最寄り駅は東急田園都市線の三軒茶屋。大阪時代は西成区の天下茶屋、東京進出後は葛飾区のお花茶屋に住んでおり、偶然にも亀田家とは縁のある「茶屋」の町。興毅は「３兄弟に続く世界王者の育成もできたらいいし、子供の大会の亀田杯を開いて海外の子供とも交流したい」と夢を語った。新ジム発展のためにも自身もふがいない戦いをするわけにはいかない。