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大毅 判定勝ちで2階級制覇  世界初の3兄弟同時世界王者だ

[ 2013年9月3日 21:14 ]

2回、亀田大(左)は左を繰り出す

プロボクシング IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦 亀田大毅 判定 ロドリコ・ゲレロ

(9月3日 高松・サンメッセ香川)
 プロボクシングのIBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦は3日、香川県高松市のサンメッセ香川で行われ、同級3位の亀田大毅(24=亀田)が4位のロドリゴ・ゲレロ(25=メキシコ)を3―0の判定で下し、空位の王座を獲得。WBA世界バンタム級王者の兄・興毅(26)、WBO世界バンタム級王者の弟・和毅(22)とともに世界初の3兄弟同時世界王者となった。

 序盤はお互いに相手の出方をうかがう展開。大毅はフットワークを使い、左ジャブ。ゲレロは構えを左右にスイッチしながら距離を詰めるも、打ち合う場面はほとんど見られないまま4回を終えた。

 5回には大毅がローブロー(腰より下へのパンチ)の反則で減点1を取られた。

 終盤の9回になってようやく大毅の飛び込んでの右が当たりだした。10回、左フックにゲレロの動きが止まった。連打をまとめるもダウンは奪えなかった。

 11回、攻勢に出た大毅だが、再びローブローの反則で減点を取られた。最終12回は右の額から出血しながら激しく打ち合ったが最後までダウンは奪えなかった。

 結局、判定となったが、117―109、116―110、114―112と3―0で大毅がベルトを手にした。

 元WBA世界フライ級王者の大毅は2階級制覇となり、3階級制覇を達成している興毅に続く複数階級制覇を達成。亀田3兄弟としても8月1日に三男・和毅が世界王座を初獲得し世界初の3兄弟世界王者となったのに続いて3兄弟同時世界王者の新たな“称号”が加わった。

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2013年9月3日のニュース