村田「あとは疲れ取る」２５日デビューへ順調

　ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストで２５日にプロデビューする２７歳の村田諒太（三迫）が１９日、東京都内の所属ジムで練習を公開した。

　東洋太平洋同級王者の柴田明雄（ワタナベ）と対戦するノンタイトル６回戦（東京・有明コロシアム）に向け「体重も落ちている。あした１回、刺激（スパーリング）を入れて、あとは疲れを取る」と順調な調整ぶりをアピールした。

　スパーリングをせず、サンドバッグをたたくなど軽めのメニューをこなした。キューバ人トレーナーのイスマエル・サラス氏から身ぶり手ぶりを交えたアドバイスに、真剣な表情で耳を傾けた。

　試合まで１週間を切り「（五輪は）よく金メダル（を取った）というボクシングだった。今でも未完成。それでも通用するのは才能。神様が与えてくれた才能を出し切れるようにベストを尽くす」と持ち前の強気な面をのぞかせた。