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斉藤 家族に捧げるMVP「嫁の実家に胸張って帰れる」

[ 2012年12月17日 06:00 ]

全日本新人王の(前列左から)ミニマム級・山本浩也、Lフライ級・横山隆司、フライ級新人王・長嶺克則、Sフライ級・斉藤裕太、バンタム級・大森将平、Sバンタム級・堀池雄大(後列左から)フェザー級・伊藤雅雪、Sフェザー級・柳達也、ライト級・奥田翔平、Sライト級・福地健人、ウエルター級・糸山良太、ミドル級・寛座隆司

ボクシング第59回全日本新人王決定戦

(12月16日 東京・後楽園ホール)
 東日本新人王で最優秀選手賞(MVP)を受賞したスーパーフライ級の斉藤裕太(25=北沢)が5回TKO勝ちで全日本新人王となりMVPを獲得。技能賞は福地健人(23=角海老宝石)、敢闘賞は横山隆司(26=ワールドスポーツ)が受賞した。

 最終5回、斉藤は4勝全て1回KOの強敵相手に臆することなく圧力をかけた。得意の右ストレートで冨山をロープにはじき、連打を追加してTKO勝ち。雄叫びを上げた斉藤は「KOは狙っていた。年越しは宮崎県の嫁の実家に戻るので、胸を張って帰れる」と安どの表情を浮かべた。

 この日は、美穂夫人(24)から「負けたら引退だよ」としったされ出陣。長男・太一くん(1)誕生後は2連敗したが、シューズなどに長男の名前を刻み込んでからは「気持ちが入る」と全勝をキープ。会場で声援を送った家族の期待に応えた父は「将来、子供に父親が弱かったと思われたくないですからね」と誇らしげだった。 

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