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前世界王者・清水が引退 統一戦敗戦も「悔しさ湧いてこなかった」

[ 2012年9月10日 16:16 ]

引退会見でポーズをとるWBAスーパーフライ級前王者の清水智信

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級前チャンピオンの清水智信(31)=金子=が10日、現役引退を表明した。東京都内の所属ジムで記者会見し「世界チャンピオンになれて本当に幸せだった」と語った。

 清水は昨年8月に3度目の世界挑戦で王座を獲得したが、この試合で右目を負傷。WBAから休養扱いとされ、ことし4月に正規王者テーパリット(タイ)との統一戦でTKO負けした。「全く悔しさが湧いてこなかった。少し休んだらやりたくなると思ったけれど、もう一回頑張ろうという気持ちになれなかった」と引退を決意した理由を説明した。

 福井県出身の清水は東農大から2004年3月にプロデビューし、戦績は24戦19勝(9KO)4敗1分け。今後は福井市内にフィットネスジムを開き、アマチュア選手の指導などに当たる。

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2012年9月10日のニュース