前WBC女子世界王者“助産師ボクサー”富樫が引退
世界ボクシング評議会(WBC)女子ライトフライ級前チャンピオン、富樫直美(37)=ワタナベ=の引退式典が10日、東京・後楽園ホールで行われ、「アマチュアでボクシングを始めてから10年間、仕事と練習をやってきて悔いはない」とリング上であいさつした。
富樫は病院の助産師として働きながら、国内の女子が公認される前の2007年にプロデビュー。08年7月に獲得したWBC王座を7度防衛したが、ことし6月にメキシコで行われた8度目の防衛戦で判定負けした。「本当は勝ってやめたかったけれど、本当にボクシングをやってきてよかった」とすっきりした表情で話した。
ことしの元日に結婚した夫と、今月23日に東京都内で挙式する予定。
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