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佐藤洋太が新王者!日本のジム所属の世界王者は9人に

[ 2012年3月27日 21:06 ]

スリヤン・ソールンビサイに判定勝ちし、ガッツポーズする佐藤洋太

 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は27日、東京・後楽園ホールで行われ、同級4位の佐藤洋太(協栄)がチャンピオンのスリヤン・ソールンビサイ(タイ)を3―0の判定で破り、新王者となった。

 27歳の佐藤は3回に右で2度のダウンを奪い、後半も果敢に打ち合って逃げ切った。初の世界挑戦で王座を奪取し、戦績を27戦24勝(12KO)2敗1分けとした。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は史上最多の9人となった。

 2度目の防衛に失敗したスリヤンは26戦20勝(7KO)5敗1分け。

 ▼佐藤洋太の話 ここまで本当に長かった。きょうは珍しくスタミナが切れた。今までで一番苦しい試合だったので、一番うれしい。一回でも多く防衛したい。

 ▼金平桂一郎・協栄ジム会長の話 (会長として)4人目(の世界王者)だけど、本当にうれしい。まだ実感が湧かない。スリヤンが思った以上に強かった。

 ▼八重樫東(WBA世界ミニマム級王者)の話 素晴らしい試合だった。(佐藤は)練習より本番で力を発揮するタイプ。自分の距離をキープして戦っていた。長く防衛できる戦い方だと思う。

 ▼具志堅用高氏(元世界ライトフライ級王者)の話 最初のダウンが良かった。前半の貯金が生きた。判定勝ちは文句ないと思う。目が良く、勘もいい。自分のボクシングができていた。

 ▼大橋秀行・日本プロボクシング協会会長の話 右で(3回に)ダウンを奪ったが、その後はパンチを出せなくなった。ダウンがなければ負けていた。大きな課題を残して王者になったが、伸びしろもあるということ。

 ▼スリヤン・ソールンビサイの話 ダウンをもらったのは残念。ダウンさえなければ勝っていた。9回からは佐藤の力も落ちていた。

 

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