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元日本ミドル級王者、恐喝で逮捕「殺されるぞ」

[ 2012年3月27日 06:00 ]

01年には東洋太平洋ミドル級王者になる活躍をした保住容疑者(右)

 警視庁大塚署は26日までに、恐喝の疑いで、ボクシングの元日本ミドル級チャンピオンで無職の保住直孝容疑者(37)=東京都豊島区目白=と、同居する元プロボクサーで無職の矢島拓也容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は8日午前3時すぎ、文京区のバーで、経営者の男性(37)に「おまえは人にしてもらったことに対して最低なことをしている。そのうち殺されるぞ」などと言い掛かりを付け、現金30万円を脅し取った疑い。

 大塚署によると、保住容疑者と被害者の男性はともに神奈川県横須賀市出身で、17年前に成人式で知り合った。保住容疑者らは午前3時40分ごろ、酒に酔った様子はなく店を訪れ、2時間ほど居座ったという。

 保住容疑者らは「金は受け取ったが恐喝はしていない。羽振りが良かった時期に、(男性に)飲み食いさせているから(金をもらって)当然だ」と容疑を否認している。

 保住容疑者は93年にプロデビュー。99年4月に日本ミドル級王者、01年8月に東洋太平洋ミドル級王者となった。保住容疑者と矢島容疑者はどちらもヨネクラボクシングジムに所属。保住容疑者は01年2月に賭博の現行犯で逮捕され、両容疑者は08年にそれぞれ公務執行妨害事件を起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限の資格停止処分を受けた。

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2012年3月27日のニュース