しずちゃん秒殺された…世界選手権へ厳しい結果

[ 2012年3月23日 06:00 ]

アジア選手権の1回戦で韓国選手に敗れ、涙を流しながら記者の質問に答える山崎静代

 アマチュアボクシング女子アジア選手権第4日は22日、モンゴル・ウランバートルで行われ、ミドル級(69~75キロ)1回戦で、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(33=よしもとクリエイティブエージェンシー)は韓国のキム・シンヒョンに屈辱の“TKO負け”を喫した。1回にレフェリーが途中で試合を止めるRSC(レフェリーストップ・コンテスト)で敗れ、国際大会初勝利はならなかった。ロンドン五輪切符の懸かる5月の世界選手権(中国・秦皇島)へ向けた前哨戦は厳しい結果に終わった。

 目標にしていた1勝は遠かった。しずちゃんは1回途中でレフェリーに試合を止められ、プロの「TKO負け」に相当する「RSC」を宣告された。「あっけなく負けてしまったので悔しい。絶対に負けないと思っていたんですが…」。台湾選手に判定負けした昨年9月の台北カップ以来2度目の国際大会だったが、日の丸初勝利はならず。試合後は涙が止まらなかった。

 積極的に前に出てくる相手と、真っ向から打ち合った。開始直後はほぼ互角。だが、顔にストレートを一発もらうと、膝をガクッと折った。倒れ込むほどではなかったが、スタンディングダウンを取られた。試合が再開されると、さらに畳みかけるように攻めてきた相手と打ち合った。再びパンチをもらって、2度目のダウン。1回終了を待たずに試合は終わった。

 不完全燃焼の内容に悔しさが残った。2月中旬に皮膚がんの手術をした梅津正彦トレーナー(43)は予定を早めて退院し、前日にモンゴルに駆けつけてくれた。「これが国際試合だから」と声を掛けられても、小さくうなずくしかなかった。

 これで五輪への道が閉ざされたわけではない。ターゲットはあくまで5月の世界選手権。そこでベスト8入りすれば五輪切符は手に入る。「もっと勉強して、次の世界選手権に向けて切り替えていきたい」。本格的に競技を始めて3年だけに、残り1カ月半でのレベルアップは十分期待できる。アジアの壁にぶち当たっても、奇跡の五輪切符獲得を信じて前進あるのみだ。

 ▽女子ボクシングのロンドン五輪への道 実施階級のフライ、ライト、ミドル級に12人ずつ計36人が出場。世界選手権8強入りで出場枠を獲得。各階級残り4枠のうち1枠は開催国の英国で、3枠が各大陸枠として各国・地域に振り分けられる。アジア選手権の結果が大陸枠に反映される可能性があるが、正式な決定方法は未定。

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