名城完敗 判定負けで3度目の世界奪取ならず
プロボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは4日、タイ・バンコクの国立競技場体育館で行われ、同級5位の名城信男(六島)はスリヤン・ソールンビサイ(タイ)に判定0-3で敗れ、3度目の世界王座獲得はならなかった。
左ジャブを突き、左右のフックを振り回しながらプレッシャーをかけ続けた。しかし王者をつかまえられない。上下左右に体を振ってかわされ、逆に左のショートフックやアッパーをもらい、足で逃げられた。8回終了の公開採点は最大8点差をつけられて0-3。逆転にはKOしかなく攻勢を強めたものの最後までダウンを奪えなかった。両目の周囲が赤くなった程度で痛々しい顔つきではないが完敗。プロデビュー後初めての海外遠征は黒星に終わり「相手が足を使ってくるのは予想どおり。スエーがうまくて当てられなかった。ボディーも狙ったけど、やりづらかった。終盤は“倒さないと”という焦りがあって大振りになった」と肩を落とした。
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