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石井「自転車の乗り方と一緒 体に染み付いたものは忘れない」

[ 2011年5月1日 09:58 ]

 石井が北京五輪の決勝以来、約2年8カ月ぶりの畳に立った。「自転車の乗り方と一緒で、体に染み付いたものは忘れない」と豪快な柔道を展開し、米国の3選手を計1分39秒で仕留めた。

 2回戦で100キロ級世界ランキング27位のバシュクラットと対戦。石井以外で最も実績がある選手だったが、1分すぎに得意の左体落としを決めた。準決勝は寝技で一本勝ちし、決勝も開始9秒に内股で軽く相手を投げ飛ばした。

 しばらくプロでの試合がなく、闘争心を維持するために原点の柔道の試合を選んだ。レベルの低い大会での優勝だったが、「がんばれ東北」のメッセージを記したゼッケンを背負って闘い「被災した人々に勝利をささげたい」と納得の様子だった。(共同)

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2011年5月1日のニュース