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“不正疑惑”は名誉棄損…興毅が小学館を提訴

[ 2010年9月15日 06:00 ]

名誉棄損で小学館を提訴していた亀田興毅(中)

 昨年11月のWBC世界フライ級タイトル戦をめぐる週刊ポストの記事で名誉を傷付けられたとして、亀田3兄弟の長男・興毅(23)が発行元の小学館や編集者らに計2000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め東京地裁に提訴していたことが14日、分かった。提訴は8月2日付。小学館側は14日の第1回口頭弁論で請求棄却を求めた。

 訴状によると、週刊ポスト5月14日号は、興毅が内藤大助(36)を破り2階級制覇したタイトル戦を取り上げ、「疑惑の拳」などの見出しで「グローブ内側のバンデージに不正行為をした疑惑がある」と報じた。
 興毅側は「試合はWBCルールに従い、極めて厳重な監視下でバンデージやグローブを装着しており、不正行為は不可能だ」と指摘。「記事はプロボクサーとしての社会的評価を低下させ、精神的苦痛は極めて大きい」と主張している。小学館広報室は「提訴された点は今後の法廷で明らかにしたい」としている。

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2010年9月15日のニュース