相手はＷＢＯ王者！長谷川 世界進出へ第一歩

ダブル世界戦が決まり、ポーズを決める長谷川穂積（左）と西岡利晃

　ボクシングのダブル世界戦が４月３０日に東京・日本武道館で行われ、ＷＢＣ世界バンタム級王者・長谷川穂積（２９＝真正）は１１度目の防衛戦で日本未公認団体ＷＢＯの王者フェルナンド・モンティエル（３０＝メキシコ）と対戦することになった。２２日、都内で行われた会見で長谷川は「ＷＢＣとＷＢＯのどっちの王者が強いかを証明したい」と宣言した。

　日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）は王者乱立を防ぐため主要４団体（ＷＢＡ、ＷＢＣ、ＩＢＦ、ＷＢＯ）のうちＷＢＡとＷＢＣしか公認していない。だが、ＷＢＣが１階級１王者の実現に向け統一戦を奨励していることもあり対戦は認めた。長谷川が勝った場合はＷＢＯ王座は空位となる。

　モンティエルは３階級制覇を成し遂げ米国やメキシコで抜群の知名度を誇る強豪。それだけに「ベルトは関係ない。海外で名前を売るチャンス」と長谷川。バンタム級最強を証明するための第一歩を踏み出す。