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弟の悔しさは兄が晴らす…興毅、内藤戦へ気合

[ 2009年10月7日 06:00 ]

亀田大毅(右)の判定負けに兄・興毅もガックリ

 【WBA世界フライ級タイトルマッチ】セコンドで試合を見守った亀田興毅は、敗戦が決まると、弟・大毅の肩を抱いて無言でリングを後にした。自身の世界戦(11月29日・さいたまスーパーアリーナ)では、大毅が2年前に敗れた亀田家にとって因縁の相手であるWBC世界フライ級王者・内藤に挑戦する。大毅の分まで。その思いは、より一層強くなった。

 大毅とともに戦い抜いた。前日に王者陣営から興毅がリングエプロン(リング上のロープの外側)に上がれないようにしてほしいと要望があった。しかし日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「WBAには、興毅くんを(セコンドに)禁止する規定がない」と却下。試合中はリング下からゲキを飛ばし、ラウンド間もそばに寄ってアドバイスを送り続けた。

 試合前には自身が9月の前哨戦時に飲んで効果があったという特製ドリンクを、大毅にプレゼントしていた。弟思いの長男は、亀田家に笑顔をもたらすつもりだ。

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2009年10月7日のニュース