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がんと闘う母の前で長谷川“孝行パンチ”

[ 2009年3月12日 22:46 ]

息子の長谷川穂積に声援を送る父、大二郎さんと母、裕美子さん

徳山に並んだ!長谷川1回TKOで8度目防衛!

長谷川「こんなに早く終わるとは…」

 【長谷川8度目防衛】12日に神戸市の神戸ワールド記念ホールで行われたWBCバンタム級タイトルマッチで、チャンピオンの長谷川穂積の1回TKO勝ちに、母親の裕美子さん(53)は勝利の瞬間、立ち上がって何度も手を叩いた。
 裕美子さんは約2年前からがんを患い、現在も治療中。これまで大腸がんなど2度の手術を受け、今年1月にも肺の放射線治療のため3週間、入院した。長谷川選手はファイトマネーで入院費用を援助。裕美子さんは長谷川選手に「自分も頑張るから頑張ってね。何も心配しなくていいから」と言われたという。
 リング上でチャンピオンは「父親も母親もいろいろ不安を抱えてる。しっかりいい形で勝って安心させたかった」とインタビューに答えた。がんと闘う裕美子さんは「ただ、ご苦労さまと言いたい」と満面に笑みを広げた。

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2009年3月12日のニュース