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徳山に並んだ!長谷川1回TKOで8度目防衛!

[ 2009年3月12日 19:54 ]

8度目の防衛を果たし、笑顔で子どもを抱き上げる長谷川穂積

 世界ボクシング評議会(WBC)2階級のタイトルマッチ各12回戦は12日、東京・後楽園ホールと神戸・神戸ワールド記念ホールで行われ、神戸でのバンタム級はチャンピオンの長谷川穂積(真正)が同級1位のブシ・マリンガ(南アフリカ)を1回2分37秒、TKOで退けて8度目の防衛に成功した。

 長谷川は強烈な左ストレートでダウンを奪取。連打を浴びせて立て続けにダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。
 長谷川は日本のジム所属選手の連続防衛記録で、前WBCスーパーフライ級王者の徳山昌守に並ぶ歴代3位となった。長谷川の戦績は28戦26勝(10KO)2敗。マリンガの戦績は22戦18勝(11KO)3敗1分け。
 ◆長谷川 穂積(はせがわ・ほづみ)99年11月プロデビュー。03年5月に東洋太平洋バンタム級王座を奪取し3度防衛。05年4月にWBC同級王座に就く。07年10月に千里馬神戸ジムから真正ジムに移籍。昨年はプロ最優秀選手とKO賞を同時に受賞した。スピードと防御勘が抜群の左ボクサーファイター。戦績は28戦26勝(10KO)2敗。兵庫県出身。28歳。

 【戦評】長谷川が圧倒的な強さを見せ、1回で勝負を決めた。立ち上がりから振り回してくるマリンガに対して、落ち着いて対応。ガードのゆるんだ相手に強烈な左ストレートを当ててダウンを奪った。その後は一気に連打で2度目のダウンを奪取。最後は左フックで3度目のダウンを奪った。挑戦者はスピードがなく、リーチの差も生かせなかった。

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2009年3月12日のニュース