ソフトバンク・今宮健太 左肩甲骨骨折も強行出場へ 14日楽天戦「痛みがなければやりたい」

[ 2026年4月14日 06:00 ]

ソフトバンク・今宮
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 折れていようが出る――。ソフトバンクの今宮健太内野手(34)が13日、きょう14日の楽天戦(みずほペイペイドーム)での実戦復帰に意欲を示した。11日の日本ハム戦で死球を受けて左肩甲骨を亀裂骨折するアクシデント。翌12日の同戦を欠場したが、この日は本拠地で守備と打撃練習を行い、患部の状態を確認してゴーサインを出した。正遊撃手は誰にも渡すつもりはない。鉄人がチームを今季2度目の4連勝へ導く。

 まさに不撓(ふとう)不屈の男だ。骨が折れても心はみじんも折れていなかった。今宮はこの日、北海道から福岡に戻り、午後にみずほペイペイドームで1時間ほど体を動かした。

 「まあ、大丈夫かなと。筋肉系の痛みが多少残っているだけなので。もちろんトレーナーさん、(病院の)先生とも話して“やっても問題ない”と言われていますし、バットを振ってガコっと骨が外れることもないとのことなので、やらせてもらった」

 グラウンドに姿を現すと、ランニングの後に守備練習を再開。キャッチボールではスローカーブを交えて患部の状態を確認した。さらにゴロを投げてもらって捕球と送球を繰り返し、室内でマシン打撃も行った。

 不運が襲ったのは11日の日本ハム戦。6回の打席で左肩付近に死球を受けて途中交代した。翌12日の同戦を欠場し、北海道内の病院で検査を受け「左肩甲骨亀裂骨折」の診断を受けた。小久保監督と話し合い「痛みがなければやりたい」と伝えた。指揮官は登録抹消を見送り、「バットを振れるならば使うつもり」と話していた。打撃を最も懸念していたが、今宮はゴーサインを出した。

 レギュラーを渡したくないという強い思いがある。今季は3月27日の日本ハムとの開幕戦に「6番・遊撃」で先発出場し、プロ野球初の14年連続開幕ショートの偉業を達成。プロ17年目で初の二塁手での出場でも堅守を披露している。遊撃で7試合、二塁で2試合に先発出場するなど、計11試合出場で打率・273、0本塁打、5打点をマーク。「手放すわけにはいかないし、やるしかない身。これでダメなら辞めようと思ったけどそこまで感じない。どんな状況であれ、力を発揮したい」と覚悟を固めてのスピード復帰だ。

 「使えるかどうかは監督、コーチ、トレーナーさんの判断になってくるけど、出られる」。これが精神的な支柱でもある今宮の責任感だ。 (井上 満夫)

≪骨折に負けなかった鉄人選手≫

 ☆チャーリー・マニエル(近鉄) 79年6月9日のロッテ戦で顎に死球を受けて骨折。8月にフェースガード付きのヘルメットを着用して復帰

 ☆衣笠祥雄(広島) 左手首、左肩甲骨、左手親指の骨折を乗り越えて、87年に2215試合連続出場の世界記録(当時)を樹立

 ☆野茂英雄(近鉄) 93年10月1日のロッテ戦で打球を受けて頭蓋骨を骨折するも、8日後の9日ロッテ戦で白星を挙げる

 ☆秋山幸二(ダイエー) 99年9月8日の西武戦で死球を受けて左頬を骨折。全治2~3週間の診断を受けながら次の試合にもベンチ入り。10日後の19日ロッテ戦に左頬をカバーする器具を取り付けたヘルメットを着けて復帰

 ☆金本知憲(阪神) 04年7月29日の中日戦で左手首に死球を受けて骨折。翌30日の巨人戦に強行出場し、右手一本で2安打を放つ

 ☆中村剛也(西武) 08年5月11日のオリックス戦で死球を受けて左頬を骨折。全治4週間の診断を受けるも出場を続ける

 ☆小久保裕紀(ソフトバンク) 11年4月12日のオリックスとの開幕戦で右手親指を骨折。全治3~4週間の診断も最短10日の抹消期間で復帰した同23日のロッテ戦でサヨナラ打を放つ

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