広島・新井監督 投打に楽しみ新戦力 2年目左腕・滝田一希&育成3年目俊足野手・名原典彦

[ 2025年10月19日 05:05 ]

フェニックス・リーグ   広島9-2中日 ( 2025年10月18日    天福 )

フェニックス・リーグ中日戦に先発した滝田
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 広島・新井貴浩監督(48)が18日、みやざきフェニックス・リーグ中日戦(天福)を視察し、来季の新戦力候補の躍動に目を光らせた。投手では先発して4回2/3を2失点、8奪三振の2年目左腕・滝田一希投手(23)を「1軍で通用する」と高評価。野手では4出塁3得点の育成3年目・名原典彦外野手(25)を「スピードもあるし、面白い選手」と評価した。 

 バックネット裏から鋭い視線を送った新井監督は、特に来季の新戦力候補として投打の若鯉2人に注目した。

 投手では「先発・滝田」だ。みやざきフェニックス・リーグ登板3試合目で初先発し、最速149キロを計測した直球を軸に3回まで7奪三振と力投。4回につかまり、4回2/3を2安打2失点だったが、指揮官はうなずいた。

 「良かったね。(回を重ねても)真っすぐの力は変わらない。投げている球は1軍で通用する球だと思う。彼の課題はゾーンで勝負できるか。そこも成長してきている」

 2年目の今季は、救援で7試合登板、防御率2・16。今秋はストライク先行でテンポのいい投球を心がけており、この日も序盤は危なげなかった。4回は先頭打者への四球から2失点。5回も2四球を与えイニング途中で降板となり、「修正できなかったのが今日の一番の反省」と話したが、93球を投げても肝心の球威に衰えは見えなかった。これまで1軍全8試合が救援登板の左腕の来季起用構想について指揮官は「先発をやっておけばいろんな対応ができる。まずは先発をにらんで練習していくというところかな」と期待した。

 そして野手では「俊足・名原」だ。

 「名原いいね。スピードがある選手だし、スタートも切れる。今日もいい盗塁だった。体も大きくなっているし、精神的にも、育成選手でハングリーさもあって、面白い選手」

 22年育成1位入団の25歳は「2番・右翼」で先発。第1打席の死球に続き3回先頭でも死球を受けたが、ものともせず3番・佐々木への初球で二盗に成功。6回先頭では仲地から右前打を放ち、4出塁3得点と躍動した。

 フェニックス・リーグでは目下チームトップの3盗塁。昨オフからウエートトレーニングで肉体改造を図り、今季開幕までに10キロ増量に成功。4月上旬には左膝の裂傷で12針縫う大けがを負って2カ月以上戦列を離れたが支配下登録へ向け、アピールを続ける。

 育成3年目シーズンを終え、規定により、一度は自由契約となるが、「再契約してもらえるようにアピールすることを第一に意識している」と名原。若鯉たちの成長こそが、2年連続Bクラスから巻き返す原動力となる。 (長谷川 凡記)

 ◇滝田 一希(たきた・かずき)2001年(平13)12月28日生まれ、北海道出身の23歳。寿都(すっつ)では甲子園出場経験なし。星槎道都大を経て23年のドラフト3位で広島入団。新人の24年、シーズン最終戦の10月5日ヤクルト戦に救援でプロ初登板して初勝利。今季は7試合に救援で勝敗なし、防御率2.16。1メートル83、84キロ。左投げ左打ち。

 ◇名原 典彦(なばら・のりひこ)2000年(平12)6月24日生まれ、広島県出身の25歳。瀬戸内では3年春に甲子園出場。青森大を経て22年の育成ドラフト1位で広島入団。俊足を武器に2軍通算177試合で打率.237、21打点、28盗塁。1メートル82、80キロ。右投げ右打ち。

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