広澤克実氏 阪神・熊谷敬宥の野球センスに驚き まるで“忍者”のような身のこなし

[ 2025年8月20日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5-4中日 ( 2025年8月19日    京セラD )

<神・中(16)>4回、石伊の打球を捕球した熊谷は二塁を踏んだ後に一塁へ送球し、併殺を完成させる(撮影・岸 良祐)
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 【広澤克実氏 視点】阪神・熊谷の野球センスの高さに驚いた。「1番・遊撃」でスタメン出場して、特に4回の併殺を完成させた時の守備はお見事だった。無死一塁で二塁ベース付近のゴロを捕球して、その瞬間に右足で二塁ベースに触れており、一塁送球。自身の足の運びやスピード、ベース位置の把握など、まるで“忍者”のような身のこなしだった。課題は打撃なのだろうが、バットのヘッドが下がってインパクトまで遠回りしながらのスイングになっているので、その一点を修正すれば打力向上も難しくないとみる。遊撃は現在、小幡に木浪、そして高寺が競っているが、熊谷は唯一の右打者なのでもっと重宝されていくと思う。スーパーサブの立ち位置ではもったいない。

 この日は6番に中川、7番に栄枝、8番に井坪と新鮮な先発オーダーだったが、支配下選手みんなが戦力であり、チーム全体で戦っているのが伝わる。ベンチはCSや日本シリーズに抜てきする戦力を探しているだろうし、今春から来春にかけての見極めでもある。このお試しオーダーでもしっかり勝ちきれるのが、阪神の強さ、そして層の厚さ。若い選手は試合に起用して伸びていくし、発見もある。今の阪神は育てながら、勝てている。(スポニチ本紙評論家)

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