阪神・石井大智 プロ野球記録に並んだ39戦連続無失点「素直に喜びたい」 快挙に花添えた1回3奪三振

[ 2025年8月14日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―0広島 ( 2025年8月13日    マツダ )

<広・神>セ・リーグ記録を更新し、藤川監督(右)から祝福される石井(撮影・成瀬 徹)  
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 阪神・石井大智投手(28)が13日の広島戦で、39試合連続無失点へ伸ばし21年の西武・平良のプロ野球記録に並んだ。2―0の9回から3番手として登板。3三振を奪う快投で6セーブ目をマークし、快挙に花を添えた。両リーグトップの24度目の零封勝利に貢献して、チームは今季最多タイの貯金24。2位・巨人が中日に敗れたため、優勝マジックは2つ減って26となった。 

 偉大な記録を球史に刻んだ。石井が2―0の9回に登板し、1回無失点。39試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。試合後には、38試合連続無失点でセ・リーグ記録を保持していた藤川監督と並んで記念撮影。笑みを見せると同時に、うれしさがこみ上げてきた。

 「投げてるときは(記録のことを)考えていなかったけど、監督と写真を撮らせていただいている時に凄く実感が湧いた。素直に喜びたいです」

 真っすぐで押し切った。直球を投じた10球のうち、9球がストライク。バットに当たったのはわずか1球とまともにスイングさせなかった。「真っすぐで押せそうだった。誠志郎さんも真っすぐのサインを出してくれて、信じて投げた」。女房役との息もばっちり合い、1回3奪三振で花を添えた。

 日々のケアを入念に行うからこそ、安定したパフォーマンスを発揮できる。就寝前、必ず1時間30分から2時間はストレッチの時間を確保する。「(秋田)高専時代からなので、もう10年は続けています」。一日の最後に体のメンテナンスを行うと同時に、睡眠の質を上げてコンディションを整える。

 ストレッチ時間は、思考の整理にも役立っている。筋肉をほぐしながら、その日の反省を頭の中で巡らせる。「一昨年、去年とかはストレッチしながら、打たれた場面をどうすれば良かったか考えたりしていて」。今季の防御率は0・21。無双は、過去2シーズンの経験を生かせているからこそだ。

 「打たれないとわからないことがある。打たれた時の反省を次の登板、またその次…とやってきた結果が今年は少しですけど、形になっている」

 藤川監督からは記念撮影の後、うれしい言葉をもらった。「本当におめでとう。この先まだあるから、そこでまた頼むな」。祝福されるだけではなく、今後の躍進にさらなる期待を込められた。意気に感じ、石井は言葉に力を込める。

 「まだ、変化球で甘い部分があった。しっかり調整して次に向かいたい」。快挙達成も2年ぶりVへの通過点に過ぎない。首位独走の一翼を担う右腕は、早くも次戦に目を向けた。 (松本 航亮)

 ○…石井(神)が9回の1イニングを無失点に抑えて39試合連続無失点とし、21年に平良(西)がマークしたプロ野球記録に並んだ。連続試合無失点のメジャー記録は40で、18~19年のライアン・プレスリー(アストロズ)と21~22年のジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ)。

 ○…藤川監督が石井の凄みについて言及。「ただ単純に、日々を丁寧にやってるからだと思いますね」と自らが常々口にする凡事徹底を快投の要因とした。試合後には「メディアの方にお願いされたので」と石井と記念撮影に納まった指揮官。「本当に心の底からうれしいですけど、選手たちは戦っている状態。自分の気持ちを出せないのが残念だなというのはあります」と本音を吐露しつつ、「本当に誇らしい」と称えた。

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