赤星憲広氏 「5点差逆転負け」想定外の結末だった阪神…後半戦に向け気を引き締める材料に

[ 2025年7月22日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5-6巨人 ( 2025年7月21日    東京D )

<巨・神(18)> 7回1死一、三塁、泉口のゴロをさばいた大山は本塁に悪送球(撮影・大森 寛明)
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 【赤星憲広 視点】

 5点差を7回に一気に追いつかれて、最後はサヨナラ負け。6回終了時点で阪神は小幡の2打席連発など攻撃に勢いを感じていたし、先発・伊藤将はわずか2安打無失点に抑えていた。それだけに想定外の結末だった。

 その7回、やはり流れを相手に渡してしまう一つのミスがあった。1点を返され、なおも無死一、三塁で泉口を一ゴロに打ち取ったが、大山は本塁へ悪送球。送球ミスを犯してしまったことではなく、二塁送球を選択しなかったことが反省点だろう。一、二塁間への普通のゴロだったので3―6―3の併殺を奪えたはず。スコアは5―2で2死無走者での再開なら最高だし、仮に併殺崩れでも1死一塁の状況が残るなら御の字だからだ。リチャードの同点3ランはそんな隙を見せたところで食らったものだった。

 貯金18を抱えて、2位のDeNAに9.5ゲーム差をつけて球宴ブレークに突入する。数字だけを見れば、この日の1敗はそれほど痛くないが、何が起こるかわからないのが野球。2008年に巨人に最大13ゲーム差をひっくり返された苦い経験が私にはある。別に阪神は失速はしていないのに、野球界に広まった「メークレジェンド」の雰囲気にあらがえなかった。藤川監督をはじめ多くのコーチ陣も当時のチームにいた。この日の「5点差逆転負け」を、後半戦に気を引き締めるための材料にしてほしい。 (本紙評論家)

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