ソフトバンク・前田純は本拠地初勝利「最高で~す」 松本晴とつかんだ“一笑”

[ 2025年5月16日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―0西武 ( 2025年5月15日    みずほペイペイD )

<ソ・西>ソフトバンク先発の前田純(撮影・岡田 丈靖)
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 昨年9月のプロ初勝利以来、通算2勝目は本拠地での初勝利となった。ヒーローインタビューで前田純は「最高で~す」と何度も叫んだ。キャリア最長の7回、同最多の103球を投げて2安打無失点。「どんどんゾーンでストライク先行で有利に進めていこうかなと思って。いい感じでした!」と充実感を漂わせた。

 5回2死までパーフェクト投球。15人目の打者・源田の三塁へのボテボテのゴロが初安打となったが、動じない。直球、チェンジアップに中盤からフォークを加えて二塁を踏ませなかった。

 3―0の6回に2ランで援護してくれた山川は沖縄・中部商の先輩。「山川さんを横目で見て、1軍で投げているなと余韻に浸っています」。山川は「1軍の打者が140キロ直球に差し込まれる。だから価値ある、価値が高いんです」と自慢の後輩を称えた。

 前回4日のロッテ戦登板後に出場選手登録から外れ、自分の持ち味を見つめ直すことができた。かまぼこ板を投げて直球のホップ成分を出す独特の練習法を勧めてくれた小笠原2軍投手コーチと再会し、腕が横振りになっていたことに気付いた。「今までためを使った“グー、スパン”だったが、より上から叩きつけて投げる“タン、ズドン”に変えた。投げ下ろすのが僕の原点なので」と独特の表現で改良点を説明。小久保監督は「出力も出ていたし修正できていたね。やっと初勝利やな」と賛辞を贈った。

 【記者フリートーク】前田純が今季6戦目で待望の“一笑目”となった。お笑い好きで同期・松本晴と漫才頂上決戦「M―1グランプリ」を23年冬にテレビ観戦。「芸人さんのように大舞台に負けない精神も必要」と思い立って2人はコンビを結成した。

 「晴が笑い飯さんを尊敬していてダブルボケスタイルです。オフにはネタも考えます」

 結成3年目、W左腕のコンビ名は前田純の故郷・沖縄県の方言で左利きを意味する「ひじゃやー」。今年1月には一緒にライブを観に行き、M―1を2連覇中の令和ロマンの感性を吸収。本職のリーグ2連覇に向けて士気を上げた。最近の“ドストライク芸人”はマユリカでその笑いを研究中だ。

 松本晴は5日の西武戦で先に今季初勝利を挙げ、この日は8回から2番手で好救援を見せた。相方とのコンビでつかんだ忘れられない“一笑”になった。(ソフトバンク担当・井上 満夫)

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