中日・涌井 42年ぶり史上5人目の偉業達成にもクール「表彰されるわけじゃない」在籍4球団で10勝以上

[ 2025年5月15日 05:00 ]

セ・リーグ   中日2-0ヤクルト ( 2025年5月14日    バンテリンD )

<中・ヤ(8)>勝ち星を挙げ、最後を締めた松山(右)からウイニングボールを受け取る涌井(撮影・椎名 航)
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 何度ユニホームが変わっても、ポーカーフェースは変わらない。中日・涌井が走者を出しても淡々とアウトを積み重ね、6回4安打無失点。今季2勝目、23年に中日加入後の10勝目を挙げた。

 「前回、ストライクゾーンで勝負できなかったので、走者が出てもゾーンで勝負することをテーマに掲げていた。投げミスもあったけど、勝負していっているので、いい試合ができたかなと」

 2、4、5回と得点圏に走者を背負っても熟練の投球術で生還を許さず。先頭の北村拓に死球を与えた6回は茂木を外角スライダーで見逃し三振に封じ、スタートを切っていた北村拓を宇佐見が刺して“三振ゲッツー”。サンタナも中飛に仕留め仕事を終えた。

 「宇佐見が凄くいいリードをしてくれて、あそこも刺してくれたので、自分もチームも凄く助かった」

 西武(85)、ロッテ(48)、楽天(21)でも勝ち星を積み重ね、在籍4球団での10勝以上は42年ぶり5人目の偉業。それでも「表彰されるわけじゃないので。(中日での)3年で10勝しかしてないのは少ないと思う」と、どこまでもクールだ。

 初回に先制三塁打を放った上林とのお立ち台では「上林のお母さんがキムチ屋さんをやっているので、皆さん、買ってください」とまさかのPR。酸いも甘いも知り尽くす38歳は、まだまだ元気だ。(山添 晴治)

<データ> 
○…涌井(中)が今季2勝目。23年から所属の中日で通算10勝目とし、西武85勝(05~13年)、ロッテ48勝(14~19年)、楽天21勝(20~22年)に続く4球団目の2桁勝利を達成。プロ野球で所属4球団での通算10勝以上は、野村収が阪神移籍1年目の83年9月17日広島戦で、4球団目の通算10勝目を挙げて以来42年ぶり、史上5人目となった。

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