広島・坂倉 コイの救世主だ!骨折から復帰後初スタメンで存在感発揮 チームは6連敗も「勝つだけ」

[ 2025年5月2日 05:00 ]

セ・リーグ   広島3-4巨人 ( 2025年5月1日    東京D )

<巨・広>初回、適時打を放ちポーズを決める坂倉 (撮影・白鳥 佳樹)
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 広島・坂倉将吾捕手(26)が1日、攻守で改めて存在感を発揮した。巨人戦(東京ドーム)に、右手中指骨折からの復帰後「5番・捕手」で初先発。初回に田中将から中前先制打を放つなどマルチ2安打、マスクをかぶっても二つの盗塁を刺した。今季最長4時間39分に及んだ試合は、4度の満塁機を逃す16残塁の拙攻が響き、延長12回に今季3度目のサヨナラ負け。連敗は今季ワーストの6に伸び、4月9日以来の借金生活に突入した。

 両リーグを通じて今季最長4時間39分に及んだ死闘は、引き分け目前の延長12回2死から暗転した。右手中指骨折からの復帰後、初先発でフル出場した坂倉は、攻守で存在感を発揮しながらも、痛恨のサヨナラ負けに悔しさを隠せなかった。

 「(試合に)出る以上は、個人的なことは関係ない。負けたら一緒です」

 初回から魅せた。巨人・田中将を攻め、2死からの連打で築いた一、二塁の好機。ファウルで粘ったフルカウントからの7球目、外角高め146キロ直球を中前へ運んで先制点を挙げると、4回1死一塁でも2番手・石川の内角高め直球を右前へはじき返した。

 「(初回の)チャンスで、粘って1本出たのは良かった。先制できて良かった」

 女房役としても奮闘した。初回の守備。1死一塁で、吉川の4球目に二盗を試みたキャベッジを正確な送球で刺すと、4回2死一塁でも増田陸の二盗を同様に阻止した。骨折の影響を感じさせないスローイング。坂倉はうなずいて言った。

 「影響はないです」

 新井監督が若手に求める「強い選手」を体現する。2月26日の沖縄キャンプ最終日に右手中指を骨折。当初のトレーナーの見立てでは「早くても2カ月ぐらいはかかる」とされており、戦列復帰は5月上旬~中旬あたりと予想されていた。

 「ちょっとやそっとのケガで離脱したくないし、痛くてもプレーできるのなら、隠してでも試合に出たい」

 24年1月に発した言葉だ。広島の中心選手として台頭する中、23年秋に侍ジャパンの一員として「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に参戦。国際舞台を経験し、他球団の主力らと交わる機会を得たことで強いマインドは醸成され、実際に今回、行動で示した。

 復帰後3戦目にして先発マスクを任せた26歳について、新井監督は「(右手中指は)全然、大丈夫ということなんで。今日もね、いいヒットだったし、守りの方も良かったと思う」と称えた。

 「勝つだけです」

 坂倉は、短い言葉に闘志を込める。きょう2日からはマツダスタジアムに帰り、0・5ゲーム差で追う3位・中日と3連戦。強い姿を誇示し、攻守でチームをけん引する。 (江尾 卓也)

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